リスティング広告(キーワード広告)の集客でなぜ失敗する?
安易に集客しようとして失敗する典型的なパターン。
リスティング広告は、単価も安く (場合によってはワンクリック数十円) 簡単に集客できるように思えます。
SEOの場合は、手間がかかる上、業者に頼むとサイトに制作よりもお金がかかってしまうこともあります。それに比べてリスティング広告は、少ない予算で検索サイトの目立つ位置に表示され、簡単に集客できる可能性があるからです。
しかし、ホームページの内容をしっかりしないまま、安易にリスティング広告に手を出すと効果が出ないばかりか、余計なお金ばかりがかかってしまい、結局SEOをしっかりした方が良かったという結果になってしまいます。
真実は闇の中
リスティング広告だけで、集客しようとするのは、配布数に応じて料金を支払うポスティング広告だけに頼るようなものです。
歩合制は、配布した枚数分だけ料金を支払えばいいので、一見、リスクの少ない方法に思えます。しかし、本当にそれだけ配布されたのかは闇の中です。
リスティング広告においては、誰がクリックしたのかが問題になります。ライバル企業のスタッフが全員でクリックしていたとしたら・・・
3つのポイント
配布数による歩合制のポスティング広告では、ポスティング業者の質、チラシの質、それに見合った店舗の質の3つが揃って初めて結果が出ます。
広告に偽りあり?
小さなチラシの中で、その店舗を魅力的に見せようとすると、どうしても誇大広告気味になります。
「お店に行ってみてがっかり」となってしまうと、その場で帰ってしまう直帰率が高くなるばかりか、決してリピートして来てもらうことはないでしょう。
リスティング広告においてもまったく同じことが言えます。
結果の見えない広告
リスティング広告を打っても一向に結果(成約や問い合わせ)に結びつかないことがあります。
その時に、闇雲にキーワードを変えたり、タイトルや文章を変えたりしてもなかなか結果につながりません。
また、ホームページの質が悪い状態のまま、宣伝に走ると集客はできても、売り上げにつながらない可能性が高くなります。
特にビッグキーワード(人気のキーワード)を入札すると、アクセス数は増えているのにコンバージョン(結果)が一向に上がらず、広告費だけがかさみ、会社としてもお荷物の事業となってしまう可能性があります。
無限アリ地獄
もし、少しでもリスティング広告で結果が出ていると、その集客に頼ってしまい、常に広告を打っていないと人が集まらなく(売り上げが上がらなく)なります。
それほど結果が出ていなくても、売り上げがなくなってしまうことを恐れて、広告を打ち続ける無限アリ地獄のようになってしまうのです。
検索ユーザーに無視される広告枠
検索結果の1ページ目に表示される確立が高いリスティング広告ですが、筆者の独自のアンケート調査では、検索サイトのリスティング広告枠は、約半数のユーザーに「広告だから」という理由で無視されています。
検索におけるユーザーのリテラリーが上がるにつれて、今後、その傾向は強くなる可能性があります。
広告代理店の罠
リスティング広告からのコンバージョンを上げるためにLPO(ランディングページ最適化)を行うことがあります。(詳しくは別ページ[準備中])
資料請求や問い合わせをコンバージョンに設定した場合、LPOとして、単独の資料請求ページを作成し、ホームページは見せないという戦略をとるとコンバージョンがあがることがあります。
つまり、ユーザーにとって進む先が資料請求ボタンしかないからです。この方法は、確かにコンバージョン(資料請求数)は上がりますが、質の良いユーザーが集まらない可能性があります。
内容を吟味しない、”とりあえず”ユーザーや、 最初にアクセスしたところで決めてしまう”どれでも”ユーザーなどです。資料請求は多いけれども、ほとんど成約に結びつかなかったり、ターゲットユーザーとして不適切なユーザーであったりしては考えものです。
リスティング広告の特性を生かした戦力が必要
手軽なリスティング広告であっても、しっかりとした戦略を練ることが大切です。
またリスティング広告だけに頼らず、SEOも合わせて行うことも大切です。
詳しくは、「成功するホームページ制作」へ
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